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2006/08/28

オートチューニング機能・・・その2

朝からうるさいほど聞こえていたセミの声が懐かしくなってきました。

前にもインバーターの優れた機能の一つ「オートチューニング機能」
について書きましたが、今回はもう少し詳しく説明してみます。

前回のオートチューニング機能の説明
http://blog.miyauchi-e.com/2006/03/post_2048.html

■オートチューニング機能とは

モータはさまざまな特性を持っています。
そのモータを最適な定数設定で運転させるための機能です。
モータ銘板に記載されているモータ特性をもとに、
モータを自動運転させ、
制御に必要なモータの特性データ(モータ定数)を自動的に
インバータに取り込む機能です。

以前のオートチューニングが出来ない時代にはインバータはモータ特性データをもとに、計算をしてモータとの組み合わせ試験を行う必要がありました。つまり、特定のモータでしかベクトル制御を出来ませんでした。
ところが現在のオートチューニング機能により、様々なモータを手軽にベクトル制御する事が出来るようになりました。

オートチューニングをすることにより・・・
モータの低速運転時に振動が起こらない、回転むらがでない、過電流が流れ過負荷トリップが起こらない、など

●オートチューニングしないと・・・
【ベクトル制御時】
低速運転時、振動が起こる。回転にムラが起こる。過大な電流が流れ過負荷トリップする。などの現象が発生し、本来の能力を発揮できません。
【V/f制御時】
一般的には、オートチューニングする必要はありません。
ただし、モータケーブルが長い場合は、配線抵抗による電圧ドロップにより低速でのトルク不足現象が発生します。
【ベクトル制御とは ・・・  】
モータの電気モデルをインバータ内部にもち、そのモデルをもとにトルク(力)になる2次電流と、トルクにならない励磁電流を分けて考え、電流を流す方向を制御します。
【V/f制御とは ・・・        】
電圧〈V〉と周波数〈f〉の比を一定にした制御です。インバータの定数で設定された周波数に対応した電圧(V/f特性)を出力します。
●オートチューニングモードの使い分け
 Varispeed G7,F7のオートチューニングには回転形、停止形、線間抵抗のみ(停止)の3種類のチューニングモードを内蔵しています。下表をご参照の上、最適なモードでオートチューニングしてください!!
制御
モード
回転形 停止形 線間抵抗(停止)

ベクトル
制御

・機械を無負荷にして、安全にモータを回せる場合に適用
・最もモータに合った、定数設定が可能です。
・既設の設備などで、モータと機械系の切り離しが出来ない場合
・チューニングでモータが回転しては危険な場合
・ブレーキとモータの口出し線が共用(3本リード出し)となっているモータを使用する場合
・既に、回転形のチューニングを実施しているが、現地据え付け時にケーブルの長さが大幅に変わる場合(現地で再度実施すること)
V/f
制御
制御特性上、
不要です
制御特性上、
不要です
・モータ、インバータ間のモータケーブルが長い(50m以上)場合
・負荷が重く、モータがストール(失速)や過負荷になりやすいと考えられる場合
・インバータとモータ容量が異なる場合


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